家事が苦手な主婦が料理できるようになった工夫5つ

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私は家事全般、特に料理が苦手です。

壊滅的に下手だし、そもそも料理をするのが嫌いです。

家の中で主に家事を担当しているので「主婦」ということになりますが、その言葉から受けるイメージとは程遠いクオリティでしかできていないと思います。

20年ちかく自炊をしていながら、ごはんと主菜は作れても、汁物と副菜をつけるまでいけなかったんですよね。

「自炊する」というだけでいっぱいいっぱいなので、おかず1品を作るので限界だったんです。

長年、ごはんとおかず1品だけドーン、でやってきました。

例えば白ごはんと大量の野菜炒めだけとか、豚の生姜焼きだけとか、すごく頑張って揚げ物に挑戦して鶏の唐揚げだけとか、トンカツだけとか。

「一汁三菜」という言葉が頭をよぎるたびに、できない自分が情けなくて自己嫌悪にさいなまれていました。

 

そんな料理下手な私ですが、最近少しづつ食卓を充実できるようになってきた実感があります。

具体的に言うと、ようやく自炊で「一汁二菜」を実現できるようになってきました。

「白ごはんとおかず1品だけ」という最低限な状態から「一汁二菜」まで食卓をグレードアップできた理由を考えたところ、いくつかの工夫がうまくいったのではという心当たりがありました。

そこで、この記事では、料理下手な私が料理の品数を増やせるようになった工夫を5つご紹介します。

「家事が苦手」「料理が苦手」

「忙しくて時間がない」「疲れて料理をする気力がない」

「でも食卓は充実させたい」

というお悩みをお持ちの方は、解決のヒントになるかもしれないことが書いてありますので、よかったら読んでみてくださいね。

料理下手の工夫【1】重たい食料品の買い出しを止めた

1つめの工夫は、「スーパーなどへ重たい食料品を買い出しに行くのを止めた」ことです。

現在は主に週に1度の生協や、必要に応じてネットスーパーなど、宅配してもらえるサービスで食料品を調達しています。

重くて辛い買い出しを止めたことで体力的に余裕ができ、体力に余裕ができることで気力・メンタルにも余裕がうまれ、苦手な料理にまでパワーを回せるようになりました。

宅配サービスよりも買い出しに行った方が金銭的には安いので、以前はスーパーや安い八百屋さんなどへ買い出しに出かけていましたが、私は車を持っていないので、買い出しに行くのは自転車や徒歩でした。

買い出しの荷物って、ばかにできないほど重いですよね。

肉、野菜、瓶入りの調味料、ペットボトルの飲料や缶詰などが合わさると、ショッピングバッグの持ち手が肩や手に食い込んで痛くなるほど重たいです。

あまりに重くてくたびれるので帰り道の途中で休むこともたびたびありましたし、リュックに詰めて日々運んでいたら、重さのせいかリュックの持ち手が壊れたことも何度かありました。

特に誰かに買い出しを強要されたわけではなく「そういうものだ」と思って、重たいけど我慢して買い出しをしていたのですが、我慢はしすぎるとだんだん不満がたまっていきます。

荷物が重くて手が痛いのを我慢しながら歩いていると、

「どうして私ばかりこんな大変な思いをしなければならないんだろう?」

「男の方が力があるのに、夫は家事に無関心で全く買い物を手伝ってくれない。ひどい」

「こんなに私は大変な思いを我慢しているのに、あの人はどうしてやってくれないの?」

というふうに、思考がネガティブで攻撃的になっていくのを何度も感じました。

また、重たい荷物を家に運ぶので気力が尽きてしまい、肉や野菜など材料はたくさんあるけど、もう動けない、大嫌いな料理なんかとてもじゃないけどできないということもしばしばありました。

食料品の宅配を頼むようになってからは、「私ばっかり重たくてつらい大変な思いをしている」という不満がなくなっただけでなく、「その場で、短時間で、家の在庫と今後数日間のメニューを組み立てとお得かどうかの判断をしなければいけない」という頭脳作業から解放されました。

自宅で椅子に座って商品を選べるということが体力的にとても楽だし、のんびりと時間をかけて商品を買うかを判断してもいいという急かされない感じが精神的にもとても負担が少ないです。

 

金銭的には買い出しに出かけた方が絶対に安いのですが、体力的・精神的な負担を考えると、私には宅配サービスを利用した方が圧倒的にメリットがあると断言できます。

「買い出しに行かなくていい」という決断をしたことが、まず何よりも料理に向かう余裕を生み出すのに一番効果的なベース作りだったと思います。

料理下手の工夫【2】道具や家電に頼りまくるようにした

料理は慣れだと母親が言っていたので、練習だと思っていやいやながらずっと自力でやるようにしていたのですが、それをやめて道具や家電に頼るようになって我が家の食卓事情は劇的に改善しました。

例えば、白ネギの小口切りやキャベツの千切りをスライサーでやるとか、野菜のみじん切りをぶんぶんチョッパーというあっという間にみじん切りができる道具を使うとかです。

特に家電で、電気圧力鍋オーブンレンジ食洗機に頼るようになって、明らかに料理周りの家事が楽になりました

電気圧力鍋とオーブンレンジで調理をするようになって、火の前で見張っていなくてもいいので他のことができる余裕が生まれたし、最近の調理家電は本当に優秀で、火加減の調整も上手にやってくれるので、任せていればいい安心感があります。

正直、料理下手な私が頑張るよりも調理家電に任せた方が美味しくできるという、最高の結果を生んでくれています。

電気圧力鍋は、主に汁物に重宝しています。

電気圧力鍋のおかげで毎日「一汁」が実現可能になりました

何年も前から普通の圧力鍋を持っていたのですが、火加減などが難しくていまいち使いこなせなかったため、電気圧力鍋を買うのをずっと躊躇していました。

しかし、電気圧力鍋はスイッチを入れればほったらかしにできる点で普通の圧力鍋と使い勝手がまったく違っていて、圧倒的に使いやすいので、もっと早く買えばよかったと後悔しています。

 

また、オーブンレンジでよく作るのは、レンジでドライカレー、グリルで焼き魚、焼き芋、ぎゅうぎゅう焼き(野菜やお肉などを角皿に敷き詰めて焼く料理)などです。今日、新たにハンバーグもレパートリーに加わりました。

料理上手な母や姉に「オーブンレンジで魚を焼く」というと「魚焼きグリルやフライパンで焼いた方が早いし簡単だよ?」と怪訝な顔をされるのですが、料理が苦手な私には火加減を見るというのが壊滅的に難しいのです…。

いや、無理。後片付けとかも気が重くて、もう魚焼きグリルとか使う気がおきません。

オーブンレンジの自動メニューに「焼き魚」があるおかげで、我が家の食卓に焼き鮭やサバの塩焼きなどが並ぶようになりました。

時間はたしかにかかりますが、「火加減を気にしなくていい」「放ったらかしでいい」という圧倒的メリットがありますので、私はオーブンレンジに頼るようにして本当によかったと思っています。

 

あとは食洗機!!!!

食洗機のおかげで心の余裕が生まれているので、料理に向けるパワーが生まれているのだと思います。

食洗機も姉に話すと「いや、手で洗った方が早いし…」と怪訝な顔をされましたし、実際早いのは手洗いなのですが、食洗機に洗い物を任せると、あとはもう何もしなくていい安心感というか、開放感をたしかに感じます。

また、以前は洗い物が増えるのが嫌で大さじなどを使わなかったり、和え物を皿で直接やったりという雑なことをしていたのですが、食洗機が洗ってくれると思うと気兼ねなく使えるので、少し丁寧に料理ができるようになりました。

調味料をはかるとか、調理で器をかえるとかは、基本中の基本なのはわかっているのですが、わかっていてもできなかったことを考えると、食洗機のおかげでそういうことができるようになったと言えると思います。

 

自力でできるようになるのは素晴らしいことだけど、道具や調理家電でできるんなら、もう任せていいじゃないかと思います。

その方が、圧倒的にうまくいくし、わたしも楽です!

料理下手の工夫【3】家族(夫)に相談した

夫には結婚前から私が料理が得意ではないことはバレていましたが、私がうまくなりたいと思っていたこともあって何も言わずに頑張っていました。

しかし、もういい加減がんばるのも限界を感じ、最近になってはっきりと「料理が苦手。料理が嫌い。できればやりたくない」ことあるごとに何度も伝えるようにしました。

自分の「妻とはこうあるべき」という理想像の一つに「料理上手でなくては」というのが強かったため、最初は白状するのが怖かったのですが、幸いにも夫がそこまで私に料理のうまさを求めていないことがだんだんわかってきて、肩の荷がおりました

またネギを切って納豆に添えて出すだけで「一品」とカウントされることもわかり、「それでいいんなら…」とハードルが下がって副菜を考えることができるようになりました。

さらに、会話を重ねる中で、夫が食事に対して私と同じくらい淡白な気持ちで「美味しさを求めているわけではなく、栄養をとれれば基本OK」という考えであることが分かって安心したということもありました。

特に、「野菜炒めが一番好き。毎日続いても全く苦にならない」とか、「変わった料理よりも定番料理が好き。繰り返しになっても別に気にならない」ということがわかり、メニューを考えることのハードルが下がって、気力が削がれずに料理ができるようになったように思います。

苦手を開示したことの安心感と、相手の要求の度合いが案外低いことがわかったことで達成できるようになったというふうにまとめられるのではないでしょうか。

料理下手の工夫【4】安さよりも手間を重視するように変えた

食料品を買い出しよりも宅配サービスで調達するようにしたというのにも繋がりますが、安さよりも手間が省けることを重視するように変えてみたところ、明らかに負担が減って料理に向かうことにパワーを使えるようになったと思います。

具体的には、例えば野菜炒めのためにミックス野菜を買うようになったとか、サラダを出すのにパックサラダを買うようにしたとか、副菜用にプチトマトを買うようにしたことなどです。

どれも割高ですが、ミックス野菜を買うようにしたおかげで、夫の大好物(ということになっている)の野菜炒めを作るハードルが圧倒的に下がりました

パックサラダとプチトマトのおかげで、副菜が楽に付けられるようになりました

サラダも、以前は死ぬ思いをしながら自分で野菜を買ってきて洗って皮むいて切って水気をきって作っていたのですが、続きませんでした。

値段もあがるし、カット野菜やパックサラダを買うことに謎の罪悪感があったのですが、「私は料理が嫌いだ!やりたくない!」という気持ちを受け入れられたことと、私も夫もそこまで料理に思い入れがないということが分かったことで安心して気持ちを割り切ることができ、罪悪感がなくなったように思います。

プチトマトも、普通のトマトより割高だな…と思って買うのを躊躇していたのですが、大きなトマトをぶにょぶにょにならないように気をつけて切ることや、切った後の半分の保管どうするのかとか意地でも1個食べきるのかとかが面倒くさくてあまり食卓にあがらなかったことを考えると、多少割高でもプチトマトを買うようにしてからは毎日のように食べるようになったので、変えて良かったと心から思います。

また、一時期は生協のミールキットに本当に助けてもらっていました。

ミールキットのことを母親に話すとさんざん怪訝な顔をされましたが、「きちんとした料理を食卓に出せた」という満足感がすごかったし、味付けが苦手な私には、味付けをしてくれているミールキットは最高にありがたかったです。

電気圧力鍋とオーブンレンジを活用しだしてからはミールキットの出番はほぼ無くなりましたが、ミールキットには本当に感謝しています。

料理下手の工夫【5】コンビニ・出前・冷凍食品に頼るようにした

以前は食費を少しでもおさえるためにコンビニ弁当や出前を買ってはいけないと思っていて、疲れていても無理して頑張ってなるべく自炊をするようにしていました。

また、冷凍食品を食卓を出すことに謎の罪悪感があり、あまり買いませんでした。

でも、「無理な時(私は立ち仕事でクタクタになった日)はコンビニで弁当を買って帰る」と決めてやってみたら、思った以上に夫が何も文句を言わなくて、普通に受け入れてくれたので、なあんだと思いました。

そういえば、いろんな本でも「不機嫌な顔でごはんを作ってもらうより、弁当でもインスタントを買ってきてご機嫌で出される方がいい」って読んだことがあります。

おそるおそるやってみたのですが、どうやらあれは本当のようです。

コンビニ弁当でOKというハードルが下がると、出前館やUberEatsなど出前に対するハードルもぐっと下がり、本当に辛い時はいつでも頼めばいいという安心感があると、心に余裕が生まれて、料理に向かい合うのがぐっと楽になりました

また、冷凍食品もちょっとずつ買ってみたところ、(私がなるべく料理をしたくないと散々言ったことも功を奏して)在宅勤務の夫が昼食をひとりで済ませるようになったりして、格段に料理のストレスが減りました。

そこから、副菜も冷凍食品をちょっと使うということをちょこちょこ試しているところです。これは私の思い込みを破るということも大きいと思います。

最近の冷凍食品はおいしいですもんね。本当に驚きます。

まとめ

家事が苦手な主婦の私が、「一汁二菜」を料理できるようになった工夫を5つご紹介してきました。

まとめると、

  1. 重たい食料品の買い出しを止めた
  2. 道具や家電に頼りまくるようにした
  3. 家族(夫)に相談した
  4. 安さよりも手間を重視するように変えた
  5. コンビニ・宅配・冷凍食品に頼るようにした

ということになります。

料理が大嫌いであることを自分で認め、大きなことから小さなことまで嫌だったことを止め、夫や調理家電やコンビニなど「他」に積極的に頼るようにしたことで、我が家の食卓は「一品のみ」から「一汁二菜」まで改善されました。

一汁三菜までいけると100点満点なのかもしれませんが、料理に熱意がないのでたぶん目指さないと思います。

 

5年前の悩んでいた私に教えてあげたい内容なので、同じような悩みを抱えている方のヒントに少しでもなると嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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